二畳半生活

ぼんやりとした概念を具体化する作業途中です

ゼロ秒思考を約1年続けてみた体験記

  三連休があると睡眠時間と自由に使える時間及び三連休中の食事の自由度が大きく増えて生活にゆとりが生まれるように感じます。

 まだまだブログを書くことは習慣化できていないため、ゆとりが生まれた隙を使って1記事書きます。

 

 今回は読書メモと趣向を変えて体験談です。

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

 

  こちら赤羽雄二著『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』を1年間(時々さぼりましたが)続けてきた感想を書きます。

 

〇ゼロ秒思考とは

 ・A4用紙横書きに1テーマ決めて考えたことを箇条書きする。

 ・箇条書きの個数は4~6個(もっと書きたくなったらテーマを分割する)

 ・1テーマにつき1分以内に書き上げる

 ・これを1日10分10テーマ、毎日続けると賢くなる!

 という思考能力の鍛え方の方法です。

 

 使用する紙について、コスパと書いた内容の整理しやすさ(後から関連するテーマの紙を書いた順番にとらわれずまとめられる)から、著者はコピー用紙を推奨していますが、保管の難しさ(A4のうす紙を保管しようとするとくちゃくちゃになってしまう)と手がつかれることから、私はB5ノートで代用し、ノート1冊書き終わった時に後から見返しそうなテーマにフセンを貼るようにしています。

 

〇始めたきっかけ

 仕事をやっていて、上司に「議事録がダメ!重要な発言が抜けてる、逆にこの発言は書くべきではない、てにをはがおかしい」と言われたり、A41枚(約1000文字)の資料を作っては上司に真っ赤に直され返ってくるなどの経験が多数ありました。

 頭の回転が悪いなぁ、どうしたらもっと話の流れが追えるようになるんだろう、洗練された文章をかけるんだろうと悩んでいたところに、この本を実践された方の成功体験が目に入ったのです。

 半信半疑でしたが、自分で手を動かし続けなければいけないところが気に入ったことと、頭を良くするとこについて他に具体的な解決案がなかったこと、1日10分で変われるならばお手軽だ、という理由で始めることにしました。

 

〇続けるために

 これまでの私のメモ経験は、日記は1週間以上続かない、本を読んで気になったことがあるとノートにメモするけれど、3~4か月で1冊終わる程度、職場で仕事のtodoリストとして、毎日ノート1ページ使っている程度、のあまり高くないものでした。

 以下、ゼロ秒思考を3日坊主で終わらせないためやっていること。

 ・書く時間を決める

 ◎スマホの習慣継続系のアプリを導入

 ◎好きなペン、インクの色で書く

 ◎好きなノートに書く

 ・次の日の書くテーマを前日に1つ決めておく

 ・面倒くさくなったらたった10分、と考えて書く

 ◎さぼってしまったらまあ仕方ないとあきらめ次の日からまた書く

 特に、◎がついているのが効果が大きかったように思います。

 習慣を継続するコツは人によって個人差がありますが、私にとっては続ける行動を不快に思わないこと、さぼった時に反省しすぎないことが、続けるために大事だったようです。

 

〇1年間で変わったこと

 残念ながら、1年たった今の担当業務が以前と大きく変わり、仕事で資料を作ることがなくなりました。

 ただ続けて良かったのではと思うこともいくつかありました。

 

・1日で色々なことを考えていることを認識できる

 振り返ると毎日単調なデスクワークをしているようでも、その間に仕事の成果に感情が上がり下がりしたり、人の優しさに喜んだり上司・同僚の頭のキレに尊敬したり、理不尽に憤ったりと、多様な経験、感情の変化があることを文字にすると認識できるようになりました。

 少しだけですが、仕事自体を楽しく思える時もあるようになりました。

 

・手を動かすことが前ほど苦ではなくなった

 文字を書くことについて、前は頭の中でまとまってからでないと書けなかったです。1日10テーマ分思考を絞り出すようになってからは、とりあえず書く、ということができるようになりました。

 とりあえず書いたものを見て考えつくこともあるので、これは仕事をする上で役に立っているに思います。

 

・机に座る習慣ができた

 普段会社から帰宅後は疲れてベッド直行だったのですが、机に座るようになりました。机に座るとついでに机の上にある本読もうかとか、資格試験近いしちょっと勉強するかとかなります。

 ベッドでごろごろしながらスマホを離せない状態からすこし脱却できたので良かったです。

 

・あまり失敗に悩まなくなった

 この1年間で私が失敗に慣れただけという理由もあるので、ゼロ秒思考の効果が100%とは言い切れないのですが、失敗した時に、失敗の内容、理由・原因、改善点等を書き出すことで、反省はするけれど思い悩みすぎないようになりました。

 

 逆に困ったことは、

 ・10テーマ書くのに10分では終わらず、意外と時間を使う

 というところです。

 

 全体の感想としては、頭がよくなったかはわかりませんが、もやもやした思考の可視化、外部化ができるようになったので、これからも続けようと思います。